日光讃歌(77)奥鬼怒山旅 「金精峠と金精トンネル」
金精峠と金精神社
金精トンネル
金精峠は、元より日光山の僧や修験者たちの修行の場として開かれたといわれ、峠の頂上には金精神社が祀られていて、そこから湯ノ湖、戦場ガ原など奥日光が一望できる。
峠は、群馬県との県境にあり、温泉ガ岳 (2333メートル)と金精山 (2244メートル)の鞍部にあたり、金精峠の標高は2024メートルで、日光ではいちばん高い峠であり、これより群馬県側は片品村むら-となる。
1872年には、群馬県側の出資によって約18kmに渡る峠越えの道路が開削され、自動車交通以前には「日光道」として交易路となっていたという。
昭和40(1965)年には峠の下部、1850メートル付近に金精トンネルが完成し、日本ロマンチック街道とも言われ、道路はかつて有料道路(1995年無料化。普通車840円)であったことから「金精道路」という名称がつけられていた。
日光側からは、いろは坂を登り、中禅寺湖、戦場ヶ原、湯ノ湖の先に位置し、沼田方面の片品側は、片品村役場から丸沼、菅沼を通った先に位置している。
前後の区間には急なヘアピンカーブが続く場所もあり、山岳道路となっている。
寒冷な高地で積雪が多く5月頃まで残るため、峠近くはスノーシェルターで覆われ、冬季は完全閉鎖となる。
たびたび付近で雪崩が起こるため、春期に開通してからも一時通行止めになることがよくある。
次回、 「温泉ヶ岳」
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