日光讃歌(70)信仰の地 「女峰山;登山・Ⅱ」
因みに、山頂の小社は滝尾神社(たきのお;重要文化財)の奥宮で、本宮神社は日光山内(東照宮)脇から稲荷川に沿って続く滝尾道を約1.5kmほど進むと白糸の滝があり、その傍に日光の聖地といわれる滝尾神社が鎮座する。
聖地日光の中でも最も聖なる地とされてきて、東照宮還座以前の日光参詣の中心は、この滝尾周辺であったともいわれる。
杉並木のいかにも聖地に続く道という雰囲気で、深山のパワースポットともいわれ、運氣を得る事ができる神社山域とされている。
日光二荒山神社の別宮で、本宮、新宮(現在の二荒山神社)とともに日光三社権現の一つであり、弘法大師により平安初期の820年に創建されたと伝えられている。 又、弘法大師は、このとき女峰山で修行を積んだとも言われる
現在の御祭神は田心姫神(女峰山の女神)で、女峰山に降臨されたことで祀られた神社ともいわれる。
田心姫神は、宗像三女神の一柱で、古事記では多紀理毘売命、日本書紀では田心姫(たごりひめ)・田霧姫と表記される。 元より、三女神は海の守り神、水も神ともされ、神名の「タキリ」は海上の霧(きり)のこととも、「滾(たぎ)り」(水が激しく流れる)の意で、早瀬のこととも解釈される。
女峰山からは、激しく流れ落ちる稲荷川の激流があり、その直ぐ横に田心姫を祀る、その名も共通する滝尾神社が鎮座しているのである。
尚、日本書紀の「タゴリ」は「タギリ」が転じたものである。
二荒山神社(ふたらさんじんじゃ)は男体山を御神体山として奈良時代に奉祀された社です。
神社は、御本社、奥宮(男体山山頂)、そして中宮祠(中禅寺湖湖畔)の三社が鎮座し、御本社は、新宮、滝尾神社、本宮神社の三社で構成されている。
田心姫神は、御本社とそして中宮祠にも祀られている。
尚、日光山では男体山の男神・大己貴命(大国主命と同一神)と女峰山の女神・田心姫命とは夫婦神とされている。
尚、女峰山の登山道には、霧降高原から赤薙山を経由するもの一般的なものと、我が登ってきた日光市内から黒岩の頭、唐沢小屋を経由する長い尾根、それに、小真名子山との間の富士見峠から帝釈山を経由するものの三本がある。
このうち長い尾根沿いの登山道は、登山愛好家の間で女峰の馬鹿尾根と呼ばれ親しまれているようである。
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