2012年11月26日月曜日
日光讃歌(2) 「日光の世界遺産」
. 日光讃歌(2) 「日光の世界遺産」 .
世界遺産の代表格・東照宮の陽明門 日光は、華厳の滝や中禅寺湖、奥日光など、四季を彩る大自然が魅了しているところであるが、日光を由り一層有名にしているのが、東照宮や陽明門である古刹・建築物で世界遺産としての日光であろう。 ここで、世界遺産としての日光を紹介しておこう。 1998年(平成10年)5月、世界遺産登録推薦にさきがけて「日光山内」として、国の史跡に指定された。 従来、建造物については国宝や重要文化財に指定され、保護が図られている山内地区であったが、面的な保護策は講じられていなかった。 そこで、文化庁、栃木県教育委員会、専門家、学識経験者が協議し、二社一寺をはじめとする土地所有者、土地占有者ならびに関係者等の協力を得て日光山内50.8ヘクタールが文化財保護法にもとづく史跡指定を受けた。 その年の12月、モロッコのマラケッシュ市において、第23回世界遺産委員会が開催され、国の文化財・「日光の社寺・二社一寺」として世界遺産に登録されたのである。 「日光といえば東照宮、東照宮といえば日光」、 これは確かなことである。 だが、日光の社寺は二社一寺が基本で、これらが世界遺産に登録されているのである。 即ち、二荒山神社や輪王寺に観る千数百年に及ぶ歴史的、宗教的価値観が現在にまで営々として継承されていて、併せて、それらの社寺建築物が改変を遂げながらも様式として残されていることが日光の基本なのである。 東照宮は、どちらかといえば後の江戸期になって、一社一寺に併合して造られた後発の寺院(現在は社宮)なのである。 そして、東照宮や大猷院(輪王寺に包括)に観る文化遺産は、徳川将軍家の祖、家康が眠る墓所として、代々の将軍の社参や朝廷からの例幣使の派遣、朝鮮通信使の参詣などが行われ、江戸時代の政治体制を支える重要な歴史的役割を果たした場所であること。 ともあれ、日光の二社一寺、これらをとりまく自然環境は、山や森を神格化しようとした日本独特の神道思想と密接に関係するもので、なんとも言えない文化的役割を果たしている。 これらをとりまく自然環境は、山や森を神格化しようとした日本独特の神道思想と密接に関係するもので、なんとも言えない文化的役割を果たしているのである。 次回も、 「日光の世界遺産・2」 【小生の主な旅のリンク集】 《日本周遊紀行・投稿ブログ》 GoogleBlog(グーグル・ブログ) FC2ブログ C・掲示板 FC2 H・P gooブログ yahooブログ 《旅の紀行・記録集》 「旅行履歴」 日本周遊紀行「東日本編」 日本周遊紀行「西日本編」 日本周遊紀行 (こちらは別URLです) 日本温泉紀行 【日本の世界遺産紀行】 北海道・知床 白神山地 紀伊山地の霊場と参詣道 安芸の宮島・厳島神社 石見銀山遺跡とその文化的景観 奥州・平泉 東北紀行2010内陸部 ハワイ旅行2007 沖縄旅行2008 東北紀行2010 北海道道北旅行 北海道旅行2005 南紀旅行2002 【山行記】 《山の紀行・記録集》 「山行履歴」 「立山・剣岳(1971年)」 白馬連峰登頂記(2004・8月) 八ヶ岳(1966年) 南ア・北岳(1969年) 南ア・仙丈ヶ岳(1976年) 南アルプス・鳳凰三山 北ア・槍-穂高(1968年) 谷川岳(1967年) 尾瀬紀行(1973年) 大菩薩峠紀行(1970年) 丹沢山(1969年) 西丹沢・大室山(1969年) 八ヶ岳越年登山(1969年) 奥秩父・金峰山(1972年) 西丹沢・檜洞丸(1970年) 丹沢、山迷記(1970年) 上高地・明神(2008年) 《山のエッセイ》 「山旅の記」 「山の歌」 「上高地雑感」 「上越国境・谷川岳」 「丹沢山塊」 「大菩薩峠」 。