日光讃歌(61)日光三山 「太郎山・日本三百名山」
切込太郎ルート
太郎山頂
太郎山は、標高2,367.5mの休火山で、日本三百名山の一つでもある。
「太郎山」という山名は、この山が、男体山と女峰山の間にできた「長男」とみなされたことによるものと考えられ、この「夫婦」の間には、別に大真名子山、小真名子山も「産まれて」いる。
太郎山は那須火山帯日光火山群に属する標高2,367.5mの火山。男体山の北西、女峰山の西南西、戦場ヶ原の北東の方角にある独立峰である。
太郎山の山体は成層火山、頂上部は溶岩ドームと考えられている。いずれも第四紀火山である。
山麓部にはミズナラ、ブナ、カンバなどの広葉樹が繁茂しているが、山腹より頂上部にかけては主にコメツガの針葉樹林となっており、ほかにシラビソ、オオシラビソなどの針葉樹が交じっている。
山頂の南側、標高2280m付近の旧火口跡の凹地はかつて湿地であった草原があり、花畑という地名が付されている。
太郎山の志津峠からの登山道には日光三嶮のひとつに数えられている「新薙」(あらなぎ;太郎山の山肌にある薙、ガレ場の名称)がある。
この新薙では、薙の脇の岩を登り(下り)、山頂近くから山麓に向け崩落している薙(ガレ場)を渡る。
新薙は男体山から北側に下りた志津峠と太郎山花畑の間の登山道に在る。
太郎山登山道はこのほか山王峠の山王帽子山登山口から山王帽子山を経て小太郎山、太郎山と至るコースと、光徳温泉からハガタテを経て小太郎山、太郎山と登るコースがある。
但し、光徳から三王帽子山や太郎山への谷あいを行く、最短直登コースであった「ハガタテコース」は、1999年の夏の集中豪雨で完全崩壊してしまい現在は通行止となっている。
次回、太郎山権現
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