日光讃歌(37)戦場ヶ原 「戦場ヶ原湿原・2」

戦場ヶ原遊歩道(自然優先)
さて、戦場ヶ原の名前の由来だが、過去の歴史上において大戦(おおいくさ)の戦闘が行われた地域で、果たして、何時の時代に、どのような戦が成されてきたのかと想像をふくらましていたが、実は、神戦伝説「戦場ヶ原神戦譚」と呼ばれる伝説からきているという。
チョッと拍子抜けの感であったが、神代の昔、下野の国(栃木県)の男体山の神と上野の国(群馬県)の赤城山の神が領地の問題で戦った。
男体山の神は大蛇、赤城山の神は大百足(むかで)に姿を変えて戦った。
赤城山の神は、男体山の神の助太刀の岩代国(群馬県)の弓の名手、猿丸の射た矢で右目を射抜かれ、戦いは男体山の神の勝利に終わった。
この戦いがあったところが戦場ヶ原。
大百足の流した血がたまったのが赤沼であり、勝負が付いたのが菖蒲ヶ浜であった。
そして、勝利を祝ったのが歌ヶ浜と呼ばれるようになったと言われている。
それにしても、神話にも歴史上の事実が含まれていることが多いと思っているので、実際に古代の豪族が土地争いなどしたという事実があったのではないだろうか、だが、この地は神代の住む神聖な地、しかも当時としては人跡疎らな山峡の地、このような所で戦が起こるであろうかと暫し疑問・・?。
次回、戦場ヶ原 「ラムサール条約」
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